FileMakerは素晴らしい! 

FileMakerって何?

FileMakerとはパソコンのソフトウェアの名前で、ジャンルとしては「データベースソフト」になります。

これがなかなか素晴らしい製品で、熱狂的なファンが多数います。ただのビジネスソフトなのに熱狂的なファンというのも不思議な話ですが、事実です。そして私も、FileMakerの面白さにどんどんのめり込んでいったうちの一人です。そんなFileMakerという製品の特徴や魅力を、以下にご紹介しましょう。

FileMakerの歴史を簡単に

FileMakerというソフトはバージョンアップごとにいろんな機能を付与して成長してきているが、特にバージョン7ではまったく別のソフトに生まれ変わったといっても過言じゃないくらい、大きく変わっています。その進化の段階をごく大雑把にいうと、ファイルメーカーPro2.1またはそれ以前、ファイルメーカー3.0〜6.0、FileMaker7以降の3つに分けることができます。製品名も6までは「ファイルメーカー」とカタカナ表記だったのが、7以降は「FileMaker」と変わっています。

アメリカで開催されるFileMaker開発者会議で歴史についての話が出たことがあるのですが、それによると源流はNashoba Systems社の「NutShell」という名のDOSソフトで、そのMac版でFileMakerという名が使われ、それがAppleのソフトウェア部門であるクラリス社に買収され、といった経緯だったそうです。そしてファイルメーカーII、ファイルメーカーPro2.1となったあたりまでは、いわゆるカード型データベースといわれるものでした。

それが1995年発売のファイルメーカーPro3.0でリレーショナルデータベースに生まれ変わります。その後6.0までのバージョンアップではさまざまな機能が付与されていきますが、データベースとしての基本構造は同じままでした。

そして2004年に登場したバージョン7.0は、いままでのFileMakerはなんだったんだというくらい、とんでもなく大きな変化がおきたバージョンです。6.0までの1ファイル1テーブルという制約が解け、ファイル容量の最大値も2GB->8TBと飛躍的に向上し、100ユーザ規模の共有環境で本格的に活用できる製品に生まれ変わりました。

古くからIT業界に関わっている方でFileMakerにあまりなじみのない方は、バージョン2.1くらいの機能がFileMakerの実力だと誤認してしまっているフシがあり、100名規模のワークグループでのカスタムソリューション開発に使えるとは思ってないという、大きな誤解が生じてしまっています。でも実際はかなり本格的に実用になるものなので、そのことを知っている人だけがメリットを享受している、という要素はあります。

素晴らしいソフトなんだけれど、その実力がイマイチ過小評価されてしまっている、ということです。

マイクロソフトAccessとの比較

FileMakerの実力という点でいうと、「マイクロソフト Accessとどちらが良いか?」というご質問をよくお受けします。レクレアルはFileMakerデータベースの開発会社なのでバイアスはかかるわけですが、客観的にみてデータベースの実力としては、AccessよりFileMakerのほうが格段に上を行っています。

両者の比較についてですが、Accessのほうがマスターするのが難しいので、だから高級だと誤解されている、といってよいかと思います。マイクロソフト社には「MS SQL」というデータベース製品があり、本格的なシステムではこちらが使われるため、Accessはイマイチ押してもらえないという感じもあります。

作る楽しみ+かなりの実力

かつてMacintoshに「ハイパーカード」というソフトがありました。これはカードのようになった画面に部品を配置してゆくことでソフトウェア開発ができてしまうというもので、その後の「Macromedia Director」などの、いわゆるオーサリングツールの先駆け的存在でした。FileMakerは、このハイパーカードが担っていた「作る楽しみ」の継承者といえる存在になっています。データベースの構築というのは本来かなり難しくて、プログラミングなどの勉強が必須になるのですが、FileMakerだったら直感だけでもそこそこいけてしまうというあたりが、冒頭でご説明した「熱狂的ファン」の存在につながってくるわけです。

とにかく開発効率が高い

ITのプロからすると、FileMakerはちょっと異質な感じのする製品です。プログラミングするにも専用の言語はなく、スクリプトを一覧から選んで設定するという形になっているし、構造も独特です。しかし、そうしたある種の制約が、開発時間の短縮やバグ発生確率の低下につながるため、データベース開発ツールとしての実用性はとても高いといえます。

特に、複数ユーザでの共有環境を作るのがとても容易なので、数十名〜100名までの規模での情報共有においては、おそらくは最良の選択肢であるといえるでしょう。

FileMakerは非プログラマーの方でもある程度作れてしまうことが素晴らしいわけですが、本格的なシステムとなると設計も難しいですから、ぜひプロにご依頼してください。弊社は、そんな「FileMakerのプロ」のうちのひとつなのです。

プロにおまかせください

FileMakerのよいところは、ユーザが自ら開発できるという点ですが、そうはいっても日常業務の合間に開発するのも大変かと思われます。そんなときは、ぜひプロである私どもにおまかせください。貴社内で人件費を消費するよりも有利に、短期間で、効果の大きいデータベースを開発いたします。